TWICE “What is love?”売上33万枚突破 単一アルバム売上最高記録

2018年4月9日発売のTWICEの5thミニアルバム”What is Love?”売上が33万枚を超えたというニュースの翻訳

33万枚新記録 多国籍チアリーダーTWICE成功の秘訣

朝鮮日報

What is Love? ティザー
What is Love?

音楽が聴こえ近づいてくる。ラジオから、通りから、SNSから自然に聴こえて来る音楽が私に近づいて来る。その中の多くは最後まで聴かれないまま消えて行き、わずかな曲だけが生き残る。

生き残った音楽は「聴こえる音楽」から「聴く音楽」に変わる。誰かのプレイリストに入り聴きたい時に再生される。「受動の音楽」から「能動の音楽」としての地位を得る。

ある音楽を能動化する人が増えれば、その音楽はヒット曲になる。さらに能動化する人が増えればいつでもどこでも「聴こえる音楽」になる。人気曲という名のうんざりするほど「聴こえる音楽」になる。

ここまで来る音楽は極少数。好きであれ嫌いであれ一時代の背景になる音楽だけがこの段階を経る。TWICEはそんな歌を持っている。2016年を支配し今もどこからか聴こえて来る”CHEER UP“がそれに当たる。

日本 韓国 台湾の少女がチアリーダーコンセプトで集結

大衆文化商品に投入された資本はクリシェと正比例する。多くの大衆に近づくためにである。ブロックバスター映画がそれにあたる。アイドルもそう。

韓国のアイドル産業はレッドオーシャンの中で生き残るために進化して来た。そのために成功率の高いキャラクターを借用する。ガールグループであれば清純、キュート、セクシー。この3つの単語からからほとんど外れない。せいぜいガールクラッシュを加えるくらいだが多くはない。

リアリティー番組で選抜した多国籍グループ

SIXTEENに出演するJYPエンターテインメントの練習生とパク・ジニョン
SIXTEEN

2010年以降デビューしたガールグループの中で最も早く、最も圧倒的な市場支配力を行使しているTWICEも同じだ。日本と韓国そして台湾3か国出身のメンバーで構成、グループ結成の過程を描くリアリティ番組”SIXTEEN“を制作した。特別なものはない。そうして登場した9人のコンセプトはチアリーダーだった。

ハリウッドのティーン映画の必須要素といえるそのキャラクターから差別化されものがあるというなら、映画の中のチアリーダーにはない愛嬌くらいだった。新たな挑戦とはいえない、したがってリスクの大きいこのプロジェクトはどのように成功したのか。

パク・ジヒョン方式の少女演出法に失敗はない

まず、JYPエンターテインメントの女性アイドルは失敗したことがないという事実から思い起こしてみよう。”成人式”時代のパク・チユン、韓国ガールグループ市場の版図を変えたWonder Girls、スジを輩出したMiss Aなど数は少ないが話題の集中度は高かった。

90年代から性的欲望を刺激する卓越した才能を持ったパク・ジニョン。彼自身も一貫して欲望を歌い、Rainというペルソナを押し立てて21世紀に飛び込んだ。

JYPエンターテインメント パクジニョン
欲望を刺激する男.jyp

パク・チユンから始まった一連の女性アイドルプロジェクトは男性の持つ女性ファンタジーの変奏だった。少女をどのように演出すれば男性が反応するのかをパク・ジニョンは知っている。

他のガールグループに比べ平均的に外貌が優れれいるというのがTWICEに対する一般的な評価である。

また9人のキャラクターと役割が上手く分散しているとも言われている。これは人気というパイを均等に分配するという効果を持つ。男性中心のインターネットコミュニティで女性アイドルメンバー投票が行われる時、TWICEのメンバーは全員が上位圏にランクインするのはこのためだろう。

汗のにおいが鼻をつく少女たちの健康な声

コンセプトとビジュアルだけでは全部のチャート、それもリアルタイムでなく年間チャートを席巻できない。TWICEの音楽は”フック”そのものである。リード曲(タイトル曲)として発売された曲には全て忘れられないポイントが存在する。いわゆる”サビ”と呼ばれる、曲の絶頂部で聴いた者の耳を突き抜け記憶に残るポイントを作り出す。起承転結の”転”にオールインしたと言っても過言ではない。

デビュー曲”OOH-AHH하게 (like OOH-AHH)“から最新曲”What is Love?“まで例外はない。音を切ったり不協和音を入れたり異なる音色のコーラスをかぶせる式のスピード感あふれるテンポと刻まれたビートの上からアップダウンするこのポイントは、やはり早く吹き付けるメロディーの中で針のように耳を刺す。

そうやって聴こえるようにさせる、聴くようにさせる。まるで数万名の観衆が作り出す歓声の中でひときわ目に付くチアリーダーのエネルギーのように。

TWICEの歌詞はあまり耳に入って来ない。F(X)”Electric Shock”のように浮世離れした歌詞でもないのにである。もしかするとこれがTWICEの狙いなのかもしれない。笑顔で汗を流し踊る少女たちが叫ぶ声援は、不明確な時はもう一度耳を傾けたくなるものだ。たとえ大した内容ではない話でも少年たちはただそのエネルギーに力を得てときめく。高速鉄道の外の一瞬で通り過ぎる風景は逆にもっと見たくなるものではないか。

ライブか可能なのかと思えるほど飾られた少女たちの声はアイドル時代の一つの風景を健康な汗を流す音で潤している。4年というガールグループの世界では決して短いとは言えない期間、彼女たちの赤い靴は脱げなかった。

“What is Love?”ガールグループ単一アルバム売上最高記録

彼女たちの最新作”What is Love?”は33万枚以上を売り上げた。ガールグループの単一アルバム売上枚数としては歴代最高記録。同名のリード曲のミュージックビデオは”ゴースト””LABOUM””ラブレター””LA LA LAND”などの有名映画とCMをパロディーした。これら作品の共通点は主人公の愛がハッピーエンディングで終わらないことだ。

現在9名の少女がいる花様年華の時間もいつかは過ぎていくだろう。その後、彼女たちに近づくエンディングはどのようなものだろうか。その時のTWICEは時代に何を残すのか。

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